4年前、私は某外資系ワインメーカーで営業職に就きました。元々そこで取り扱っているワインがとても好きで憧れていたので入社できてとても嬉しかったのを覚えています。しかし、入社して半年後に直属の上司からセクハラ行為を受けました。とてもショックで動揺し、様子がおかしいことに気がついた先輩が話を聞いてくれました。とても信頼できる人だったので正直にされた内容などを相談したところ上司に筒抜けで、その日の晩に脅迫めいた内容の電話がかかってきました。最終的にこの件は私に虚言癖があるからこのような作り話をしたというような形で収められてしまいました。とてもショックで傷つきました。このような形になり居心地も悪いので辞めてしまおうかと思いましたが、入社歴が浅くこのまま辞めてしまうと経歴に傷がつき次の仕事が見つからなくなるかもしれないと考えなかなか決心がつきませんでした。セクハラだけでなく、この会社は営業のノルマがとても厳しく売り上げを作れない限りは定時になっても帰ることができません。営業という職種なので売り上げを求められるのは当然だと思いますが、調子が良く売り上げが良かった場合も「今日は調子が良いからまだまだ売れるだろう」と言われ結局帰ることが出来ませんでした。残業はいくらしても残業代が出ません。売れようと売れまいと残業することに変わりはなく給料に反映されないのは働いていて馬鹿らしいと感じていました。入社して1年半が経過し、ずっとこのまま働き続けていると自分のプライベートな時間も作れず歳だけとっていくのでとても勿体無いと感じ、今すぐとまでは行かなくてもいずれ転職できるようにと動き始めました。前述のセクハラの件以降上司からの当たりはとても厳しく時折「お前みたいな人間は他の会社では雇ってもらえないしまともに働けるはずがない」などと言われ続けていました。ずっと言われ続けていくと途中で心が折れてしまい半ば諦め状態になってしまいました。それから数ヶ月後、突如仲良くしていた同僚たちが立て続けに退職し始めました。辞める間際に皆「ここより自分に合った会社は探せばいくらでも見つかる筈だよ」と言ってくれました。自分もずっと今の職場でくすぶっているわけにはいかないと思い転職活動をしました。幸い少し前にも転職を検討していたので自分が次に何をしたいのかなど絞り込みやすく次の仕事はあっさり見つかりました。今になって思う事は、入社してから何度か機会はあったはずなのに無理に我慢をし続けてしまい時間がもったいなかったかなと感じています。次に入社した会社はとても働きやすくのびのびと働けているので尚の事です。他に雇ってくれるところなんてない、なんて事は無いと思います。少しでもおかしいなと感じたら次を探した方が良いと思います。
27歳女、退職後はのびのびと働いています
