「退職代行と弁護士って何が違うの?」「未払い給与や損害賠償請求をしたいけど、どこまで対応してくれるの?」
退職代行と弁護士サービスは対応できる範囲が大きく異なり、選ぶサービスによって退職手続きの進め方が変わります。
本記事では、退職代行と弁護士の違い、法的交渉の範囲、自分に合ったサービスの選び方を詳しく解説します。
退職代行と弁護士の違いとは?
退職代行には大きく分けて3種類あり、それぞれ法的交渉の可否が異なります。
種類 | 法的交渉の可否 | 特徴 |
---|---|---|
一般の退職代行 | ✕(不可) | 退職の意思を伝えるのみ。会社との交渉はできない。 |
労働組合型の退職代行 | △(一部交渉可能) | 有給消化や未払い給与の交渉ができるが、訴訟対応は不可。 |
弁護士サービス | ◎(全面的に可能) | 未払い給与請求・損害賠償請求・訴訟対応が可能。 |
退職代行と弁護士サービスの対応範囲
退職代行と弁護士が対応できる内容を比較すると、以下のようになります。
① 退職の意思を伝える
- 一般の退職代行: 〇(対応可)
- 労働組合型退職代行: 〇(対応可)
- 弁護士サービス: 〇(対応可)
② 有給休暇の取得交渉
- 一般の退職代行: ✕(不可)
- 労働組合型退職代行: 〇(交渉可)
- 弁護士サービス: ◎(法的に請求可能)
③ 未払い給与・残業代の請求
- 一般の退職代行: ✕(不可)
- 労働組合型退職代行: △(交渉は可能だが法的請求は不可)
- 弁護士サービス: ◎(法的請求・訴訟可能)
④ 損害賠償請求の対応
- 一般の退職代行: ✕(不可)
- 労働組合型退職代行: ✕(不可)
- 弁護士サービス: ◎(法的対応・訴訟可能)
どちらを選ぶべきか?
退職代行と弁護士のどちらを選ぶべきかは、状況によります。
- 退職の意思を伝えるだけなら → 一般の退職代行
- 有給休暇や未払い給与の交渉をしたい → 労働組合型退職代行
- 未払い給与・損害賠償請求をしたい → 弁護士サービス
法的交渉が必要な場合の弁護士サービス
以下の弁護士サービスは、未払い給与請求や損害賠償請求にも対応しており、法的トラブルがある場合におすすめです。
1. 弁護士法人みやび
- 料金:55,000円
- 未払い給与・残業代請求が可能
- 訴訟対応にも対応
2. 法律事務所アルシエン
- 料金:55,000円~
- 会社との交渉・労働審判にも対応
- 成功報酬型プランあり
退職代行を利用する際の注意点
退職代行を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
① 料金体系が明確か
追加費用が発生しないか、事前に確認しましょう。
② 返金保証があるか
退職できなかった場合の返金対応があるか確認しましょう。
③ 口コミ・評判をチェック
利用者の口コミを確認し、信頼できる業者かどうか判断しましょう。
まとめ
退職代行と弁護士サービスの違いを解説しました。
- 退職代行は、基本的に退職の意思を伝えるだけ。
- 労働組合型退職代行なら、有給休暇や未払い給与の交渉が可能。
- 弁護士サービスなら、未払い給与・損害賠償請求・訴訟対応が可能。
自分の状況に合った退職方法を選び、スムーズに退職を進めましょう。